ワーキングプア(working poor)


NO,3180(モデル=山本愛実さん)
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ワーキングプア】という言葉自体は、
1990年代のアメリカで生まれた言葉であるが、
その意味としては、正社員として、また正社員並みに
フルタイムで働いても、生活維持が困難か、
もしくは[生活保護]の水準に満たない収入しか得られない
労働者たちのことを指している。

日本で定着したのは、
2006年7月NHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル
で取り上げられてから社会的に認知されたとされる。

NO,3447(モデル=山本愛実さん)
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そして、1990年代以降、
労働市場の規制緩和自由化が進められ、
派遣労働の段階的解禁の中で、
パート非正規労働者が、
1990年代後半以降一貫して増え続けており、
とりわけ働く女性において、その傾向が顕著であると
言われている。

女性向け人材派遣サービスの「ビースタイル」が
行った実態調査で、
働く女性の7割以上が[300万円未満]で、
25%が[非正規社員]という実態を発表した。

インターネット調査では、
平均年収が[300万円未満]の男性は「47%」、
女性は[71.6%]で、およそ3割の女性が、
「男性と同じ仕事を任せてもらえない」「基本給に何万円も
差がある」「女性の管理職がいない」など不満があるという。

NO,3385(モデル=天野真衣さん)
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非正規社員(契約社員、派遣社員含む)の割合は、
男性は「6.2%」だが、女性は「24%」存在し、
女性の非正規社員で10年以上勤続は「0.6%
正社員は4.4%)にとどまっている。

また、8日の国立社会保障・人口問題研究所の発表では、
単身で暮らす[20~64歳]の女性
32%」が『貧困状態』にあり、
同じく男性の場合「25%」で、
ここでも女性の苦境が際立っているのだ。

そして、65歳以上の単身女性の[貧困率]は「47%」で、
男性の「29%」より、こちらも高かった。
なお、19歳以下(未成年)の子供がいる母子家庭の
[貧困率]は「48%」だった。

NO,3815(モデル=大川真代さん)
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他方、1991年バブル崩壊以降、日本経済は長期停滞に喘ぎ、
大学卒業の新卒者に「就職氷河期」が襲い、
就職活動において、正規雇用の職を得ることが困難となり、
中でも女性がく非正規不安定な形で職に就くことが
多くなった。

即ち、派遣労働の解禁による労働市場の流動化
経済の長期低迷といった要因が複雑に絡み合い、
ワーキングプアー】が増えていったと思われる。

ここで、切実に思い浮かぶのが、
石川啄木のあの有名な侘しい短歌である。

はたらけど
はたらけど 猶(なお)わが 生活(くらし)楽にならざり 
ぢっと(じっと)手を見る

一方、≪通常国会≫では
失言追及ばかりの不毛な議論を続け、
相変わらず政局がらみの議論に明け暮れていて、
国民の多くは、もういい加減うんざりしているのに
面の皮の厚い国会議員たちには分かるはずもないのだ

NO,4107(モデル=逢坂なぎささん)
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by Lexus-500 | 2012-02-09 16:00